真面目と不真面目は紙一重

真面目と不真面目は紙一重

夫が芸者遊びに没頭するようになってから、我が家では夫婦喧嘩が絶えなくなりました。
高校生になっていた息子は冷静な目で見ていましたが、
不協和音の響く家にいることに耐えられなくなった娘は、いつの間にか家に帰らなくなりました。
不良グループと付き合うようになり、警察から連絡を頂くこともしばしばでした。

 

夫は私を責めました。
会社を立て直そうと必死になり、家のことも守らなければならない私に
「オマエがしっかりしてないからだ」と責任を押し付けるばかりでした。
あんなに真面目だった夫が、どんどん不真面目になっていきました。
会社も家庭も顧みないのだから、娘が嫌になるのも当然です。

 

息子は「浮気をしている訳じゃないし、俺も手伝うから会社のことだけ考えろよ」
と言ってくれましたが、夫の人脈で持っていた部分もあったので、
非常に厳しい状況でした。
確かに、その時点では浮気はしていませんでした。
単に芸者遊びをしていただけであって、不貞行為とは認められない状況でした。
しかし、1人の芸者に入れ込んでいるのを知っていたので、
相手の気持ちさえ動かせれば時間の問題かもしれないと思っていました。
なんとしてでもそれだけは押さえたいと躍起になっていましたが、
その気持ちも無駄に終わりました。

 

夫は家には帰ってきていましたが、日付けが変わる頃に帰ることが多かったです。
私は耐えきれなくなり、なけなしのお金で探偵を雇うことにしました。
夫の行動を探ろうと思いました。
不貞行為が認められるなら、慰謝料と養育費をもらい、
離婚して子どもを育てようと思いました。

 

もっと早いうちにそうするべきでした。
特定の方だけではなく、数名の女性と関係を結んでいることが分かりました。
そんな状況下でも、仕事は回さなければなりません。
小さな会社ですが、1人の社員と1人のパートを雇っていました。
事情をよく知っている昔からの仲なので、給料が半分になっても頑張ってくれていました。
しかし、不渡りを出してしまった為、このゴタゴタしている時に倒産になりました。

 

夫は自分がほとんど仕事をしなくなっていたのにもかかわらず、私のことを責め立てました。
こうなったのは私のせいだと…。
家のことも会社のことも、何もかも私のせいにしました。